以前より人気があり、ひそかなロングセラー商品「交趾の器」。
鮮やかで質の高い色をだすのに、2度の焼成を必要とするため、普通のカラーの器よりも多少金額が張りますが、本当に色がきれいな器です。
よく「あまり料理栄えがしないのでは?」と言われますが、イメージと実際に盛ったのでは本当に違いがあります。 織部の器もそうですが、あの深い緑の器に茶系の煮物などは合わないように思いますが、これが見事によく映えるのですよね。
料亭などでもよく交趾の器を使われていることからも、料理をおいしく見せる、盛り栄えの良い器だといえると思います。
まだお取扱がないのであれば、是非一度お試しいただきたい一品です。
交趾(こうち)とは?
交趾は、低火度で焼かれる鉛釉陶磁器で、、黄、浅黄(あさぎ)、緑などの鮮やかな色彩が特徴です。
交趾という名称の由来は、中国南部に産した低火度の色釉陶が、香料や香薬などの容器として用いられ、交趾支那の貿易船すなわち交趾船によって舶来したために、これらのやきものを南方から舶来物として交趾と呼ぶようになったといわれています。
日本では、こうして国内にもたらされた色鮮やかな交趾の合子や小器を、茶道具のひとつである香合として珍重するようになったようです。
交趾の焼成工程
①生地は陶器、磁器で成形され、高温で焼き締める素焼きする。
②次に交趾釉を施釉し、低火度焼成による焼成を経て完成する。
③彫刻、盛り上げ、椎泥、イッチン、貼付け、線刻、泥化粧などの
下絵を施した生地に鮮やかな色釉がかかる。
※今回紹介する商品は、色だけですので③の工程はありません。
カドミウム・鉛の溶出検査について
平成21年8月より、厚生労働省告示416号により、カドミウム・鉛の溶出規格が厳しくなりました。ここで紹介する「交趾」の器は、長崎県窯業技術センターにて、416号食品衛生法に準拠した溶出試験を行い、クリアしたものです。
安心してお取扱いいただける商品です。
交趾の器 ラインアップ
白磁 変形鉢(交趾ではありません。)
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青交趾 変形鉢
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黄交趾 4寸ボール
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黄交趾 5寸浅鉢
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黄交趾 5寸角浅鉢
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黄交趾 なぶり多用鉢
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青交趾 なぶり多用鉢
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黄交趾 変り鉢
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黄交趾 丸丼
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